電子系構成部品とは

電子系構成部品とは

自動車に使用される電子系部品で、電子基板や電子パーツなどがそれにあたる。

車載用プリント電子基板の装着は拡大しており、従来はエンジン制御系や横滑り防止ABSブレーキでの使用が主体だったが、燃費改善のための電動化、快適装備、LED照明、安全装備、ADAS(先進運転支援システム) などで増加している。今後はさらに電気自動車(EV)のモーター制御系で増えてゆく。家電用途と違い、自動車用では、高温、振動、電波障害など、信頼性の高さが求められる。

プリント電子基板は、2000年ごろから、携帯電話の技術革新の流れで、抵抗、コンデンサー、トランジスターなど素子が小型化され、挿入実装から表面実装に変わり、プリント電子基板も小型化された。

そのほか、自動車で使用される電子系構成部品は以下のとうり。

構成

【基板】プリント基板、電子系コンデンサー、抵抗、発振子

【ハーネス】光ファイバー、電装ターミナル

【センサー】圧電センサー(ピエゾ素子)、温度センサー(サーミスタ素子)、電磁センサー(ホール素子)、 静電容量式センサー(半導体MEMS※)

【ライト】ソケット、電球

【モーター】カーボンブラシ、マグネット(永久磁石)

【電磁弁、アクチュエーター】電装コイル

【インパネ、ナビ】VFD(蛍光表示管) 、LCD(液晶ディスプレイ)、液晶、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)

【電装】電装コンバーター、電装トランス、サーキットブレーカー

※MEMS(Micro Electro Mechanical Systems():微小電気機械システム。

電気回路と微細な振り子構造などの機械構造を、一つの半導体基板上に集積させた部品で、微小な電気要素と機械要素を一体化。加速度センサーなどで使用される。

サイズ

10㎜~500㎜

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