エンジンコントロール部品
現在のエンジンはエンジンECUと呼ばれる電子制御装置からの指示で動作する。エンジンECUは各種センサーからの情報を基に、各種アクチュエーターに動作指示を出している。ECUは、昔はエンジンだけに用いられていたが、いまやトランスミッションECU、ブレーキECU、ステアリングECUなど装置ごとにECUが装着されている。しかし、必要なセンサー情報は重複するため、他のECUとの協調制御も行わるようになった。
エンジンECUには故障診断装置(OBD:On-Board Diagnostics)が回路に搭載されており、断線やセンサーの機能異常等の不具合が生じた場合には、その情報をECUに自動記録し、整備工場で不具合状況を把握することができる。
画像はデンソー製エンジンECU。
エンジン制御に関係するセンサーは、以下の通り
エンジン
ノックセンサー、クランクポジションセンサー、カムポジションセンサー
冷却系
水温センサー
アクセル系
スロットルポジションセンサー、アクセルポジションセンサー
吸気系
エアーフローセンサー、吸気温度センサー
排気系
O2センサー、A/Fセンサー、排気温センサー
構成
エンジンECU 故障診断装置(OBD)