多板式LSD

多板クラッチによって差動制限を行うLSD。

デフケースとともに回転するステーターとデフサイドギアとともに回転するクラッチローターCOMPが多板クラッチを構成する。回転差が大きくなるほど、多板クラッチを押す力が強くなり差動制限が大きくなる

画像はEaton製電子リミテッドスリップデフ。

方式

湿式多板式クラッチ

外径100㎜～300㎜

摩擦係数が一面0.1程度と低いため多板で使用される

ステーター、クラッチローターCOMP

外径100㎜～200㎜

圧延鋼板　みがき材

レベラー→ファインブランクプレス→レベラー→バレル研磨→防錆油塗布

摺動面：表面粗さ極小、きずなきこと、一枚中の厚みのばらつき極小、平面度

歯車部：硬度、せん断は平滑面のこと

クラッチプレート（芯金）、クラッチローターCOMP

外径100㎜～200㎜

厚さ：0.4㎜

圧延鋼板

レベラー→ファインブランクプレス→レベラー→ショット→接着材塗布→乾燥

歯車部：硬度、せん断は平滑面

外径150㎜～250㎜

厚さ0.4㎜

基材紙、結合材フェノール樹脂、添加材有機材

抄紙→樹脂含侵→熱プレス→ビク抜き→加熱炉

静摩擦係数、気孔率