ハンマー鍛造部品

ハンマー鍛造は、エアードロップハンマーを使用し、加熱した鋼材を、金型の上におき、加速させたハンマーを衝撃的にぶつけることで鍛造を行う方法。音圧は100dBを超える大きさで、耳栓をして加工する。

ハンマー鍛造は、さらに、型打ち鍛造と自由鍛造に区別される。

□型打ち鍛造

型打ち鍛造は3工程の金型を使用する。大まかな形状にする「荒地」、必要な寸法形状に型で打って仕上げる「仕上げ」、はみ出した余肉を除去して最終的な外形に型で抜き取る「バリ抜き」の工程がある。熟練鍛造工が、ハンマーでたたく回数、リズム、強弱を使い分けながら目的の形状に仕上げる。中量生産に適する。

サイズ

30㎜~500㎜

材質

炭素鋼、合金鋼、ステンレス合金

工法

棒材→切断→加熱→ハンマー(荒地→仕上げ)→トリミング(バリ抜き)→熱処理

□自由鍛造

単純形状の部品に適用される。型を使用せず、ハンマーで自由に形を決めるため、大型鍛造品や多品種少量品に適する。

サイズ

200㎜~1000㎜

材質

炭素鋼、合金鋼、ステンレス合金

工法

棒材→切断→加熱→鍛造(ハンマー複数回)→熱処理

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする