リン酸亜鉛被膜

鉄、SUS、アルミニウム、マグネシウム、銅などさまざまな材料に適用する防錆処理。防錆、塗装下地、塑性加工の潤滑として使用される。単に「リン酸塩被膜」の図面指示の場合は、リン酸亜鉛被膜を意味する。最も一般的なリン酸塩処理法。硬化層は、リン酸亜鉛 Zn3(PO4)2・4H2Oを主体とする含水リン酸亜鉛で構成される。カチオン電着塗装や粉体塗装の場合は下地が厚いと割れるため 薄膜は1~2µmと薄くする。潤滑用ではリン酸亜鉛処理された鋼板はボンデ処理鋼板と呼ばれ、冷間圧延など塑性加工に用いられる。

材料

含水リン酸亜鉛

工法(例)

脱脂→水洗(2回)→表面調整→化成処理→水洗(2回)→湯洗→ベーキング

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