レーザーを熱源として、粉末やワイヤーを溶融させ、基材表面に同種または、異種材を肉盛り、被膜する技術。粉末供給ノズルを通してアルゴンガスと共に肉盛り粉末を供給し、そこにレーザーを照射することで、粉末及び基材を溶融させながら、レーザー光を移動させることで、密着力の高い肉盛り層が形成される。
シリンダーヘッドバルブポートなどの事例では、母材のアルミニウム合金に耐摩耗金属粉体をレーザーで溶かし焼き付ける。溶射の場合、厚さは0.1mm程度だが、レーザーではmm単位の厚い焼き付け層の形成が可能となる。
他の肉盛り法と比較して、レーザークラッディングは、肉盛り後の面が平滑になる。そのため、肉盛り後の取り代も最小限になる。
材質:鋼板、アルミ合金など
溶加材:使用(粉末やワイヤー)
工法:アルゴンガスと共に肉盛り粉末を供給し、そこに高出力レーザー照射(5KW以上)