タイヤ空気監視システム(TPMS)

TPMSはTire Pressure Monitoring Systemの略。タイヤの空気圧を検知するセンサシステム。
タイヤの空気圧や温度を送信機内のセンサで直接測定し、その情報を無線で車体側の受信機に送り、ドライバーに異常を知らせる。
タイヤのエアバルブ一体型でバルブの機能も有する。
センサは圧電セラミックス式の加速度センサが使用される。タイヤ内に装着するため小型サイズである必要があり、基板へ直接実装できる表面実装型が採用されている。
海外では法規制が進んでいる。
2000年、米国で自動車の安全性に関する規制「TREAD法」が成立し、2007年9月から米国で販売される新車には100%TPMSの装着が義務づけられた。米国市場の需要拡大を受け、TPMS送信機は急速に拡大を続けている。こうした法規化の流れは世界に広がり、2020年現在、TPMSは、欧州、韓国、台湾、ロシア、中近東、中国で規制されている

デメリットは、冬タイヤ等に換装する場合には、ホイールにTPMSを装着し、さらに、ディーラーの専用機による読み込み作業も必要になるなど、高価でめんどうな作業となるため、費用対効果で疑問に感じるユーザーも多い。

<サイズ>
50㎜
<構成>
【タイヤ発信機】
タイヤバルブ、センサ部(センサ、発信回路電子基板、電池)
【車両受信機】
受信回路電子基板、警報表示装置

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