ワイヤーハーネス

ワイヤーハーネス

複数の電線を束にした組電線。車両に搭載された数多くの電子機器に電源供給や信号通信を行う。複数の電線を結束帯やチューブ、粘着テープなどでまとめ、端部に複数の電線を一度に接続できる多芯コネクターを取り付けた物。電源系、走行系、ボデイ系、情報系の4系統に大別される。エンジンルーム等の高熱部分には、耐熱性能に優れた被覆を用いる。電線色は日本自動車工業会でガイドラインは指示されているが、自動車メーカーで決定する。

ワイヤーハーネスの配線色などの整備内容はマニュアルに記載され、市中にて整備を行うが、不整合も多いため整備業界ではテスターで確認することが推奨されている。

ワイヤーハーネスの業界は部品業界屈指の苛酷な業種といわれている。設計は量産設計の最終段階で行われ、同一車種で品番は1000種類を越すケースもある。設計時間を短縮するためティア1メーカーは設計ゲストエンジニア等を派遣しリードタイム短縮を行っている。また生産もその種類の多さから自動化が難しく労働集約的な要素が強い。

サイズ

100㎜~3000㎜

構成

電線、コネクター、コルゲートチューブ、クランプ

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