□HID点灯回路
放電ランプ(HID:High Intensity Discharge)ではディスチャージ点灯回路が必要。ハロゲンランプはフィラメントに電流を流すことで発光させる白熱電球で複雑な電子回路は不要だったが、放電ランプHIDではイグナイター(始動回路)やバラスト(安定器)が必要になるのが欠点。近年はLEDの高輝度化により、電子回路が不要なLEDが選定され、放電ランプHIDは姿を消しつつある。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
イグナイター(始動回路) 、バラスト(安定器)
工法
基板→クリームはんだ→チップマウンター→リフロー炉→画像検査
□LEDヘッドライトバルブ
ヘッドライトは電球式、ハロゲンランプ、放電ランプHID(High Intensity Discharge)、LED式と高輝度を求めて変遷してきているが、補修品市場ではLEDバルブが主流になっている。
照度で勝る放電ランプHIDランプはイグナイター(始動回路)やバラスト(安定器)を必要とし、整備性で劣り、姿を消そうとしている。
LED式は照度と価格が課題だが、寿命で大きなメリットがあるとされている。LED式ヘッドライトバルブの弱点はバルブの温度が高温になりすぎることで、放熱板や冷却ファンが必要になる。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
半導体ダイオード、内蔵点灯回路、レンズ筺体、放熱構造(放熱板または冷却ファン)、ソケット端子
□放熱板
材質:アルミニウム合金
工法:ダイカスト鋳造