リチウムイオン電池正極材
リチウムイオン電池は、電極、セパレーター、電解液から構成される。正極にコバルト酸リチウム(LiCoO2)、負極にカーボン、セパレーターはポリオレフィン不織布、電解液にリチウム塩(LiPF6)溶剤を用いたものである。
リチウムイオン電池正極は、15μmのアルミ箔の集電体の両面にコバルト酸リチウム(LiCO2)やカーボンブラックなどの導電補助材をフッ化ビニリデン樹脂で結合している。
正極材料としてはコバルト酸リチウム(LiCoO2)が用いられているが、コバルトCoは希少金属の一種で資源的な問題があるため、代替材料の開発が検討されている。最近ではニッケルやマンガンを活物質にした正極材料も実用化されている。
画像は岩谷産業リチウムイオン電池正極材、コバルト塩類。
サイズ:
厚さ110μmなど
材質:
正極材:コバルト酸リチウム薄膜(LiCoO2)など
集電材:アルミ箔15μmなど
集電補助材:カーボンブラック
接着剤:フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)など
工法:
クリーン環境対応→薄膜塗工機(脱脂→接着材→塗布→乾燥)→プレス