シリンダライナー

シリンダライナー

シリンダーブロックのシリンダーの焼きつき防止、摺動性の改良のためにインサートされる筒。シリンダーライナーはアルミの場合焼きついてしまうため、摺動性のよい片状黒鉛が析出したねずみ鋳鉄が圧入される。

また、エンジンの軽量化により、アルミブロック化、冷却性能向上、ボア間ピッチ縮小、ボア間肉厚縮小のニーズが高い。シリンダライナーはこうしたニーズに対応すべく、アルミブロックとの密着性向上、薄肉化、低コスト化が行われている。シリンダライナーの外周を特殊鋳肌形状にすることによりアルミシリンダーブロックとの密着性を向上し、低コスト化と密着性向上を両立させる事例などがある。

画像は日本ピストンリング製シリンダーライナー。

サイズ

300mm~500mm

材質

ねずみ鋳鉄FC特殊材

工法

遠心鋳造→機械加工(旋削、研摩)→表面処理(軟窒化)

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