液化天然ガスLPGシステムとは
液化天然ガスLPG(Liquefied Petroleum Gas)で駆動する液体燃料制御のエンジンシステム。搭載には、燃料噴射システムとエンジンマネージメントシステムの変更を必要とする。
噴射方式はLPGを液状のまま噴射する「液体噴射方式」と強制気化装置で強制的に気化させインジェクターで噴射する「気体噴射方式」がある。
日本では燃料代が安く抑えられることで、ガソリンに対して6~7割となるため、タクシーにはLPG(液化石油ガス)使用する車両が多い。しかし、個人ユースで普及しないのはラゲッジスペースが小さくなる。LPGガススタンドの数が少なく不便、LPGガス容器は6年ごとの定期点検が必要となるといったことが考えられる。
排気ガス環境面では二酸化炭素排出量が少なく、PM2.5(粒子状物質)なども少ない長所があり、LPGの普及を進める政策が取られている国もある。
画像は愛三工業製LPG用燃料ポンプ(右)デリバリーアッセンブリー(左)
構成:
□液体燃料噴射システム
ポンプユニット(ブラシレス燃料ポンプ)
デリバリーアッセンブリー(フューエルレール、液体噴射インジェクター)
ECUコントローラー
□気体燃料噴射システム
強制気化装置
高圧レギュレーター
デリバリーアッセンブリー(フューエルレール、気体噴射インジェクター)