プーリー
CVTは2つのプーリーと1本の環状のベルトとから構成される。接触半径を変えることで無段変速を実現している。
各プーリーは二枚一組で構成されている。入力側のドライブ用プーリーと、出力側のドリブン用プーリーに分かれ、ドライブ用プーリーは溝幅を油圧により変えることができる。プーリーの幅が広くなるとベルトはプーリーの表面から奥まった位置に移動する。逆に幅が狭くなればプーリーの表面の方まで移動する。
ベルト長さは変わらないので、ドリブン用プーリーの溝幅はスプリング力により強制的に変わり、常にベルトに張力を与えている。
画像はジヤトコ製プーリー。
サイズ
外径100~200㎜
材質
中炭素鋼
工程
熱間鍛造→機械加工(旋盤、研削)→熱処理(浸炭焼き入れ、焼き戻し)→研磨(ショットブラスト)