マニュアルトランスミッションとは

マニュアルトランスミッション

車速やエンジンの回転速度に応じて変速比を手動で切り替える装置のこと。発進、登坂、高速走行、バック走行などの場面に応じて、人間がクラッチペダルを使用しながら、N( ニュートラル)、R(リバース)、1,2,3,4,5速から選択。走行状態に合ったギヤ選択を行う。シフトノブにはシフトパターンの記載が求められている。

作動はインプットシャフト→カウンターシャフト→変速ギア→アウトプットシャフトの順でトルクが伝達される。変速ギヤは普段空回りしていて、アウトプットシャフトと縁が切れている。

変速用のスリーブを作動させて、変速ギアとアウトプットシャフトを連結しトルクを伝達する。回転が異なるので、連結にはシンクロナイサーリングという円錐クラッチが使用される。

近年、欧州車メーカーでは、ダイレクトなフィーリングが好まれるため、MTミッションを電子制御によりAT化したDCT(デュアルクラッチトランスミッション)の採用が進んでいる。

方式

常時かみ合い式

サイズ

300㎜~600㎜

構成

シフトレバー、シフトフォーク、ミッションケース、トランスミッションケース、トランスミッションシャフト、トランスミッションギヤ、ミッションリヤカバー、シンクロナイザーハブ、シンクロナイザーリング、スリーブ、ミッションドライブチェーン、ベルト、マニュアルトランスミッション部品

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする