マルチフォーミング加工

薄板ばね用のハイサイクルマシーン。
マルチフォーミング加工は、プレス加工や複数回の曲げ加工を連続して行う自動機で、周囲360°,複数方向から加工する為、プレスでは難しい加工も対応することが出来る。一方、四方に曲がっている、凹凸がある、突起物があるなどは加工できない形状もあるので、出図前に、製造元との打ち合わせが望ましい。

特徴としては以下のような点が挙げられる。
① 製品幅の材料を使用することから歩留まりがよく、形状によっては順送プレスに比べて、材料費を大幅に削減できる。
② 複雑な形状が一工程で加工可能なため、プレス型に比べて工程数の削減・生産性向上が可能。
③ プレス加工では難しい形状の加工が可能

マルチフォーミングに適さない形状
① 四方に曲がっている形状、
② 凹凸のある形状
③ 突起物のある製品

材料:
ばね鋼SK85(旧SK5)など

工程:

※フォーミング: 鋼帯コイル→コイルフィーダ―→レベラー→自動送り装置→スタンピング→フォーミング(曲げ)→切り離し

※フォーミング→熱処理(テンパーカラー)→化成処理、表面処理

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