ブレーキライニング
ドラムブレーキにおいてブレーキシューに用いられる摩擦材。
大型商用車では、交換可能なようにリベット締結になっている。また、片効きやカックンブレーキを防止するため、シューの研磨半径はドラム径よりも小さくし、両端が先に当たらないようにしている。
ブレーキ鳴きのメカニズムはブレーキライニングがレコード針、ブレーキドラムがスピーカーの役割をする。そのため、摩擦材は振動が出にくい材料が使用される。
摩擦材は摩擦材と断熱層で構成され、摩擦材は基材、結合材、添加材で構成される。摩擦材はブレーキ鳴きが出にくい、粉体を固めた複合材が使用される。新車開発の場合、車種毎に効き、ブレーキ鳴き、ライニングの摩耗、ドラム攻撃性、など相反する多岐にわたる要求性能が異なるため、車両毎のオーダーメードになり、摩擦材の種類が非常に多い。
画像はTBK製エアブレーキ。
サイズ
幅130~250mm
材質
基材:ケブラー繊維
結合材:フエノール樹脂
添加材:
有機材:カシューダストなど
無機材:スチール繊維、ガラス繊維など
工程
撹拌→予備プレス→熱プレス(圧縮)→加熱炉→研摩(摺動面)