クランプ
ホースクランプ。ゴムホースが内圧や振動、経時変化で抜けないようにする役割。板ばねタイプと線ばねタイプがある。ホースクランプは、燃料、オイル、冷却水などが流れるゴムホースをパイプに固定する。主に低圧用で使用する。経時変化でホースが変形しても外れないよう、360度を締め付け、円周上が均一にばねの力で押えられる様に設計されている。自動車ラインの組み付け時間の短縮が重視され、組付け作業が容易なワンタッチ式のつまみが形成されている形態が多い。また相手材のパイプにはビードと呼ばれるホースの抜け止めの凸形状が形成されている。
ブレーキホースやパワステホースなどの高圧ホースの端部は金属かしめ仕様となる。ホースクランプでは対応できないため、コネクター部はねじ締結になっている。
サイズ
φ20㎜~φ50㎜
構成
板材タイプ、線細工タイプ
□板ばねタイプ
材質:バネ鋼SK材など
工法:プレス→熱処理→表面処理
□線ばねタイプ
材質:ピアノ線SWPBなど
工法:スプリングフォーマー→熱処理→表面処理