コントロールケーブル

コントロールケーブル

駆動、動力伝達、操作に用いるワイヤーケーブル。使用方法でプルケーブル、プッシュプルケーブル、巻きあげケーブルと分類される。

自動車用種類:

パーキングブレーキケーブル:アウターケース付きプルケーブル

リッドケーブル(フード、トランク、給油口):プルケーブル

ウインドウレギュレーターケーブル:巻き上げケーブル

□パーキングブレーキケーブル:プルケーブル

重要保安部品。フレキシブル性に富み取り回しが容易だが、曲率や曲げ数に応じて効率が落ちる。そのため、できるだけ曲げずにレイアウトする必要ある。アウターケーシングも反力を受けるためスプリングアウターなどで補強された強固な作りとなっている。ケーブル穴には摩擦力が低く、錆つき固着や、摩耗しずらいライナーチューブが装着されている。また、車両ごと焼き付け塗装が行われることもあり相応の耐熱性が必要とされる。

□ウインドウレギュレーターケーブル:巻き上げケーブル

回転ケーブル式のウインドレギュレーターはアーム式に比べ軽量、コンパクト。室内空間の拡張ができる。使用頻度が高いので、ケーブルとプーリーは耐久性が要求される。

□フード、トランク、給油口キャップ解除ケーブル:プルケーブル

引き方向の力と変位を、確実に遠隔地点へ伝える。軽量で低コスト。

サイズ

インナーφ1.2アウターφ5㎜ ~ インナーφ3.5アウターφ10㎜

構成

インナーワイヤー、インナー金具、アウターケーシング、アウター金具

□インナーワイヤー

材質:ピアノ線SWPBなど

工法:伸線→撚線

 □アウターケーシング

材質:ライナーチューブ:モリブデン入りポリエチレンPE、フッ素樹脂など

   スプリングアウター:SWRH62Aなど

   被覆樹脂:塩化ビニルPVCなど

工法:ライナーチューブ→スプリングアウター巻付→樹脂被覆→金具組付

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