ファスナー/コネクター類とは

ファスナー/コネクター類とは

ボルト、ナット、リベット等、部品と部品を締めつけ固定するための機械要素部品をファスナーという。

ファスナーのうち、ボルト・ナットは一番多用される部品で、ねじを用いて2個以上の部品を締結するために用いる。回転させ締め付けると、被締結物には圧縮力、ボルトのおねじには引張力がかかる。ボルトの正しい設計方法は、ボルトをばねとして考え、軸力方向にさらに外力が加わっても弾性変形以内に収まるようにする。接線方向に力がかかる場合は、ノックピンやリーマボルトで動きを抑える。できない場合はボルト座面の摩擦力が勝るように締め付けトルクを設定する。また振動が多い部位では廻り止めを実施することが望ましい。

被締結物とワッシャは軸力によるつぶれや振動による摩耗を防ぐことが求められる。

ボルトの製造方法は、ねじ部は切削ボルトではなく、破断しずらい転造ねじが望ましい。

また強度区分6.8以上の熱処理した中炭素鋼や合金鋼では、電気めっき時の水素吸収によって鋼材が遅れ破壊を起こす危険が高いため、電気めっきは実施しない。どうしても電気めっきする場合は水素脆性除去のベーキングを3時間以内に実施するなどのノウハウがある。

サイズ

10㎜~200㎜

構成

(ファスナー)ボルト、ナット、スタッドボルト、リベット、クリップ

(コネクター)クランプ、ジョイント

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