ランプ
照射機能。ヘッドライトは電球式、ハロゲンランプ、放電ランプHID(High Intensity Discharge)、LED式と高輝度を求めて変遷してきているが、必要十分なハロゲンランプの採用が多い。ハロゲンランプは白熱電球の一種だが、コンパクトなため、高輝度ランプが実現できる。
照度で勝る放電ランプHIDランプは蛍光灯の一種で、イグナイター(始動回路)、やバラスト(安定器)を必要とするが、一部の車両のロービームで使用されている。
LED式は照度と価格が課題だが、デザイン、消費電力の少なさ、発熱の少なさ、で大きなメリットがあり、一部の車両のテールランプやターンシグナルに採用されている。さらに、高輝度化の改良がおこなわれて、ヘッドライトでも採用されるようになってきている。
車検はカンデラ(光度)で検査される。バルブはケルビン数(色味)でなくルーメン数(光束)で選定するとよい。
白色ライトなどでケルビン数(色味)の大きさがアピールされているがケルビン数(色味)とルーメン数(光束)は相反するため青みが強くなると暗くなる。明るさを求めるなら電球色のほうが明るい。
画像はローム製ソケット型車載LED電源。
方式
電球式、ハロゲンランプ、放電ランプHID、LED式
サイズ
30㎜~100㎜
構成
(電球)フィラメント、ガラス球、ソケット
(ハロゲンランプ)フィラメント、ハロゲンガス入り窒素封入ガラス管、ソケット端子
(放電ランプHID)水銀アルゴンガス封入放電ガラス管、窒素封入ガラス外管、ソケット端子、イグナイター(始動回路)、バラスト(安定器)
(LED)半導体ダイオード、内蔵点灯回路、レンズ筺体、ソケット端子