LSD(Limited Slip Differential)
ディファレンシャルギアは片方の車輪が浮いたり砂地や凍結路など滑りやすい路面でスリップするとその車輪が空転し反対側の車輪は駆動力を失う。このディファレンシャルギアの欠点を解消するための作動制限装置がLSD。
LSDの作動は旋回時のデフサイドギヤのかさ歯車のスラスト力の増加によってディファレンシャルケースの摩擦クラッチ機構が作動し、滑っていない車輪に駆動力を確保する。オフロード車、スポーツカーなどに多く使われている。
画像はショーワ製ビスカスデファレンシャル。
方式
多板式LSD、ビスカスLSD、トルセンLSD等
サイズ
100㎜~300㎜
構成
ケース、クラッチ機構