表面処理剤

めっき、アルミアルマイト、化成処理、などは表面処理剤を使用する。
①めっき
・三価亜鉛めっき・・・電解めっき、5または8μm
・硬質クロームめっき・・・電解めっき、5~数100μm
・化学ニッケルめっき・・・無電解めっき、10~15μm(硬質の場合)
・樹脂クロムめっき・・・複合めっき(化学ニッケルめっき5~15μm+クロムめっき0.3μm)

②アルミのアルマイト処理
アルマイトは陽極酸化被膜でありめっきではない。電解液は硫酸またはシュウ酸の水溶液を使用する。
種類
白アルマイト:素材色を活かした処理、硬度Hv200x膜厚5~25μm
着色アルマイト:有機染料などで染色する処理、硬度Hv200x膜厚5~25μm
硬質アルマイト:厚膜処理、硬度Hv400x膜厚20~70μm
工法
前処理(湯洗→脱脂→エッジング→水洗→中和)→アルマイト電解処理→電解着色→水洗→乾燥

③化成処理
<薬品/化成処理名、対象金属>
・三価クロム酸/三価クロメート処理・・亜鉛メッキ品、アルミ
・水酸化ナトリウム/四三酸化被膜・・・鋼材(炭素鋼SC、合金鋼SCM、ステンレスなど)
・リン酸亜鉛被膜・・・金属(鉄、ステンレス、アルミ、マグネシウム、銅)
・リン酸マンガン被膜・・・金属(鉄、ステンレス、アルミ、マグネシウム、銅)
工法
湯洗→脱脂→水洗→酸洗→高圧洗浄→塩浴炉→高圧洗浄→水洗→湯洗→乾燥→防錆

亜鉛ダイカスト

ダイカストは金型を使用し溶湯を高圧で鋳型に射出する鋳造法。金型が高価なので、大量生産の場合に適用される。砂型鋳造同様に気密性はない。 亜鉛ダイカストは流動性が高く、薄く複雑な形状の製品を高い精度で製造することができる。 自動車ではキーロ...

記事を読む

塗料

塗装の目的は装飾と耐食性向上。自動車で使用される塗装は静電塗装、カチオン電着塗装、粉体塗装、どぶ漬け塗装など。 静電塗装は対象物を帯電させ、そこに液体塗料を噴霧する。塗料の霧は逆の帯電で吸着させるので色ムラができにくいのが特徴。 カチオ...

記事を読む

コンバーチブルルーフ

布製の場合、ソフトトップともよばれ、リアの収納スペースに収まる手動式、電動式がある。 メタルトップの場合はクーぺカブリオレとよばれ、ルーフの重量もかさむので、電動式となる。 フランスプジョーではモデル名にCC とつけて区分している 画像は...

記事を読む

ルーフパネル部品

ルーフパネル部品は、ルーフの内張り。軽量で遮熱性、吸音性の機能が求められる。 また、目立つ部分なので、インテリア性が重視される。ドアトリム、ルーフトリムなどから構成されるインテリア空間をトータルにコーディネートされたシステムとしてとらえ、総...

記事を読む

カップホルダー

カップホルダーは、ドリンクホルダーとも呼ばれている。 車内で飲み物を飲むときに役に立つもので、センターコンソールやドアなど500mlのペットボトルが収まるように設計されている。振動防止のエラストマーのクッションシートなどが設定されていること...

記事を読む

クライメートコントロールシステム

クライメートコントロールは、ヒーター、エアコンを自動で切り替えるシステムで、運転席・助手席・後部座席で設定温度を独立してコントロールできる。高級乗用車などに用いられる。 HVACは空調機能を集約したモジュール部品。ヒーター、送風、エアコン...

記事を読む

クライメートコントロール

クライメートコントロールは、ヒーター、エアコンを自動で切り替えるシステムで、運転席・助手席・後部座席で設定温度を独立してコントロールできる。高級乗用車などに用いられる。AIのニューラルネットワーク理論で算出された制御量に従い、ブロワモーター...

記事を読む

電気機械式ブレーキ(EMB)

電動機械式ブレーキ(EMB)は高い制動性と応答性の良さから、「究極のブレーキ方式」として注目されている。電気機械式ブレーキはブレーキパッドをローターに押しつける機構を従来の油圧(ブレーキフルード)から電動(モーターとボールねじ)に置き換えた...

記事を読む

横滑り防止(ESC)システムECU

ABSシステムとの違いはコンピュータECU。ヨーレートセンサー(重心まわり回転)、ステアリング舵角センサーを追加して、人為に関係なく、4輪のブレーキを独立制御で車体制御を行う点。 車両ダイナミック制御は自動車の動的制御そのもののため、実験ノ...

記事を読む

バキュームポンプ

バキュームポンプは、小型トラックのブレーキシステムで、バキュームタンクとともに使用されるブレーキのブースト源。 乗用車ではブースト源にはエンジン負圧が使用され、倍力装置として、マスターバックが使用されるのが、一般的だが、2000年代には、欧...

記事を読む

CDプレーヤー/DVDプレーヤー

2024年以降の新型車では、CDプレーヤー/DVDプレーヤーはクルマには搭載されない傾向になっている。 自動車に搭載される音響機器は音楽媒体の変化のスピードは自動車のモデルチェンジ期間よりも速いため、音楽プレーヤーシステムは時代遅れとなる...

記事を読む

シフトノブ

トランスミッション操作のためのレバーの先端部分。 シフトパターンの記載が義務つけられている。 MT車の場合は常に、手に触れるため、人間が手に触れる部分のため、丸い、なめらかな樹脂製、木製、ウレタン樹脂製など手触りのよい材料が使用される。 A...

記事を読む

バッテリーケーブル

エンジンを始動させることができなくなった自動車を救援するため他車から電気を供給する電線。赤(+)と黒(-)の2本の専用のコード。不意のバッテリー上がりに備えて、トランクルームには常備しておくとよい。 バッテリーケーブルを使用する起動方法はジ...

記事を読む

AMT ASSY

AMG ASSYは電子制御式オートマチックトランスミッション。 1984年にいすゞが「NAVI-5」として実用化しアスカに搭載した。いすゞは国内では乗用車事業から撤退したが、エルフなど商用車には現在も生産している。 マニュアルトランスミッシ...

記事を読む

DCT ASSY

デュアルクラッチトランスミッション (Dual Clutch Transmission、DCT) とは、有段自動変速機の一種である。ギアが2系統あり、それぞれにクラッチがあることからこの名がある。日本ではデュアルクラッチやツインクラッチとも...

記事を読む

Bluetooth/Wi-Fi統合チップ

2.4GHz帯の無線方式Bluetooth通信に対応するワンチップIC 。通信インターフェース、メモリー、アンテナ、CPU(Bluetoothプロセッサ/Wi-Fiプロセッサー)を組み込んでいる。ECUの簡素化になる。 Bluetooth...

記事を読む

電子スロットル制御システムとは

吸気システムにおいて、インテークマニホールドへの吸入空気量を制御するシステム。スロットル・バイ・ワイヤーとも呼ばれる。人間とインターフェースする電気信号制御システム(バイ・ワイヤー)では一番早く普及した。加速やアクセルオフは、アクセルの踏み...

記事を読む

コックピット用SoC

画像処理GPU(Graphics Processing Uni)を搭載したSoC。カーナビ、オーディオなどインフォテインメント(IVI)や、ETC、インターネットなどテレマティクス・移動体通信システムも備える。 従来のECUで構成される場...

記事を読む

インフォテインメント(IVI)用SoC

「インフォテインメント(IVI)用SoC」は、従来の各種機能別のECUをひとつの多機能ICに取りまとめたもの。 スイッチ、タッチパネル、または音声によるドライバーの操作を受け、必要な情報やコンテンツを選択・処理し、スピーカーへ出力したり、デ...

記事を読む