電動車では変速用のトランスミッションを必要としないが、小型化のため、高速回転モーターが多く使用され、モーター回転数は減速機で減速させている。
エンジンは低回転域のトルクが低いため、トランスミッションを必要とする。一方、電動車用モーターは発進時から最大トルクを発生することができ、回転が高まるにつれてトルクが低下していく。自然とエンジン車の変速機と同じ特性になるため、変速機は必要としない。
しかし、EV車のレースではより速く走るために、トランスミッションを使用する。「フォーミュラE」では、最大6速までのトランスミッションを使えるレギュレーションを採用している。