ロールオーバーバルブ

ロールオーバーバルブ

車両横転時に燃料の流出を阻止し火災を防ぐ弁。

燃料タンク内の燃料から発生する蒸発燃料が大気中に放出されるのを防止するためのキャニスタと呼ばれる吸着装置が装着されている。この吸着装置は、燃料の液そのものが接するとその機能が損なわれるため、燃料タンク内には、キャニスタに通じる通路の一端にバルブが設けられている。このバルブは、車両が横転等したときに燃料が燃料タンクから漏れ出ないようにするための機能を備えるため、ロールオーバーバルブと呼ばれる。

ロールオーバーバルブの構造は、燃料液面上昇時はケース内に設けられたフロートの浮力によりメインバルブとサブバルブが閉じられることにより弁を閉鎖し、車両横転時はフロート下部に設けられたスプリングの押圧力により弁を閉鎖して燃料の流出を阻止する。

サイズ

50㎜~100㎜

構成

ケーシング、バルブ

材質

ポリアセタール樹脂 POM

工法

射出成形

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