タイヤとは
ロードホイールにはめ込む中空構造のゴム製の部品で、空気を保持し、車体の荷重を支える。
動力性能としては、路面との摩擦力が重要で、駆動力を路面に伝え、制動力を効かせる役割を持つ。また、タイヤ剛性は走行安定性のほか、衝撃の緩和や操縦安定性に影響が大きい。
特殊仕様としては、タイヤの側面を強化し、空気が抜けてもしばらくは走れるランフラットタイヤも欧州車で普及している。
中空タイヤの構造は「ラジアルタイヤ」と「バイアスタイヤ」の2種類がある。現在はほとんど「ラジアルタイヤ」で、タイヤ骨格材のカーカスが回転方向に対して垂直になっている。変形が少なく、操縦安定性に優れる。一方「バイアスタイヤ」は斜め方向になっていて、伸縮性に富み乗り心地に優れる。
画像は横浜ゴム製タイヤ。
方式
空気密封方式からチューブレス式、チューブ式
用途からサマータイヤ、スタットレスタイヤ、スパイクタイヤ
構造から中空タイヤ、ランフラットタイヤ、ウレタンタイヤ、ソリッドタイヤ
(注)
ウレタンタイヤ:新都市交通では中空部分にウレタンを注入したノーパンクタイヤ
ソリッドタイヤ:フォークリフトで使用する。工場内で釘を踏んでもパンクしない。
サイズ
400~800㎜
構成
ゴム、タイヤバルブ、タイヤコード(骨格材カーカス、外周補強材ベルト、ベルト補強材オーバーレイヤー、シール部補強材ビードワイヤー)