ブレーキドラム

ブレーキドラム

車軸にあり、ブレーキシューによる圧力でブレーキを効かせるための部品。

制動と同時に摩擦力(運動エネルギー)を熱エネルギーに変換する。ブレーキドラムの材料は、摩擦材との相性が重要で、潤滑性能に優れるねずみ鋳鉄FCが使用される。また、ブレーキ鳴きが発生しやすいため、高減衰性が要求される。材料配合は各社のノウハウだが、JIS規格よりもカーボン量が多いFC150~200クラスの特殊ねずみ鋳鉄が使用される。またドラムブレーキの欠点は高速走行における片効きだが、新車時には、ドラム内面の研磨模様も管理し、左右の効きの違いが出ないようにしている。

サイズ

内径 165~320mm

材質

FC100~200クラスの特殊配合ねずみ鋳鉄

工程

機械加工(旋盤、ドリル、研摩)

要求・材料

高減衰性(鳴きずらい)

研摩模様指定(片効き防止目的)

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