ブレーキバルブ

■プロポーショニングバルブ

急ブレーキに限りシリ振りを起こすリヤーロックを避けてフロントロックになるように後輪側の出力液圧を一定の比率で減圧するバルブ。

実ブレーキ力配分を理想ブレーキ力配分に近似させる目的で使用する。バルブの作動ポイントを折れ点と呼ぶ。折れ点は、前輪と後輪が同時にロックする減速度である同時ロック点減速度の手前で折れ点液圧が設定される。

最近は、ABSが搭載されているため、プロポーショニングバルブを廃止することがある。

(注)同時ロック点

ブレーキ力配分線図上の理想ブレーキ力(曲線)と実ブレーキ力(直線)の交点。理想ブレーキ力は前輪後輪の動荷重配分で、高減速度ほど前輪に多くのブレーキ力が必要とされる。一方実ブレーキ力は前輪と後輪のブレーキの大きさの比で決まる配分線で7:3程度。乗用車では0.5G~0.6G付近が同時ロック点になる。

■ロードセンシング・プロポーショニングバルブ

商用車では空車と積車で後輪ロックの液圧が異なるため、積み荷の状況により作動圧力を補正するロードセンシング・プロポーショニングバルブが採用される。

画像はBosch製ロードセンシング・プロポーショニングバルブ

構成

シリンダー、ピストン、スプリング

□シリンダー

材質:ねずみ鋳鉄FC材

工程:機械加工(旋削、研摩)

□ピストン

材質:アルミ材

工程:機械加工(旋削、研摩)→硬質アルマイト

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