車載充電器

■車載充電器

電気自動車(EV)の充電を家庭用交流電源AC100Vで行うための充電器。車両側に搭載されているため車載充電器と呼ばれる。

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の車載されている二次電池は高圧直流DC 200 V~400 Vのため、直流変換や昇圧しないと充電できない。そのため、車載充電器は交流ACから直流DCに変換するAC/DCコンバータと昇圧DC/DCコンバーターで構成されている。

家庭用交流電源AC100Vから長時間かけて充電を行う充電法は普通充電と呼ばれ、14時間程度かかるため電気自動車(EV)普及のネックになっている。

<普通充電回路>

家庭用交流電源AC 100V→ACコネクター→AC/DCコンバーター→昇圧DC/DCコンバーター→車載メインバッテリー

サイズ

300㎜~500㎜

構成

高圧バッテリー充電器(AC/DCコンバーターと昇圧DC/DCコンバーター)、12V補器バッテリー充電器(※降圧DC-DCコンバーター)、ケース、冷却システム、

■12V補器バッテリー充電器(※降圧型DC-DCコンバーター)

電動車ではメインバッテリー200V~400Vから電圧変換し、補機バッテリー12Vへ充電する。

事故などの緊急時には高電圧回路は遮断されるので12V補機バッテリーは必ず必要となる。補器バッテリー充電器は車載充電器と一体化設計されることもある。

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