バンパー衝撃吸収部品
発泡ウレタン製などの軟質な材料で構成され、バンパーフェイシャーとバンパービームの間に挟みこんで使用し弱い衝撃を吸収する。「衝撃吸収バンパー」は金属よりも柔らかく復元性に優れている。車両同士の衝突時には、あえて凹むことで衝撃を吸収し、乗員への危害を低減する仕組み。1980年代に車両同士の衝突で乗員の安全性を高める「衝撃吸収バンパー」として多くの車両に採用されたが、近年は歩行者保護のほうが重視され、従来の凸型のバンパーは人の足の関節に危害を与えるため、不採用になっている。歩行者保護はエンジンフードを含めたボデイ全体で保護するようになり、バンパーは凸部の少ないフロントマスクと一体化した形状になっている。そのため、衝撃吸収材は現在では小型化されている。
サイズ
1000㎜~2000㎜
材質
発泡ウレタン(ウレタンフォーム)または発泡PPまたはスチロホーム(発泡プラスチック)
工法
発泡ウレタン:モールディング発泡
発泡PP:ビーズ発泡成形
スチロホーム:モールディング発泡