ドライバー状態モニターシステム

ドライバー状態モニターシステムはアクティブセフティーシステム。
メーターに設置した運転手向け室内カメラを使用する居眠り運転の検出システムが実用化されている。目の状態、顔の角度、あくび頻度等、各種情報を基に、判断を行う。

緊急避難を行うドライバー異常時対応システム(EDSS)では、車室内近赤外線カメラでドライバーの表情、操舵角センサで無操作状況を判定し、ドライバーの異常を察知し、緊急避難を行う。

また、生体センサを使うシステムも研究されている。具体的には、運転前や運転中にステアリングホイールやシート等に搭載したセンサを通じて、ドライバーの脈拍や血流等を測定し、AIが運転可能な状態であるかを判断する。

□自動運転レベル1~2(運転支援)では
運転中や運転前のドライバーの心身状態をセンサやカメラを通じて自動車側が監視し、警告を出してドライバーが運転に集中できるよう警報を出す

□自動運転レベル3~4(特定場所で自動運転)では
運転前にドライバーのセンシングを行い、健康状態が悪い場合に手動運転を行えないようにすることで、事故の防止につなげる。
運転中にドライバーの体調が急変して運転に支障をきたす可能性を検知した場合に自動運転に切り替えて安全な場所に退避、意識不明等による暴走事故を防止する。

<システム構成>
ECU::ドライバー状態モニターECU、乗員検知ECU
センサー:車室内近赤外線カメラ、操舵角センサー、(生体センサ)
警報機
アクチュエーター:ドライバー異常時対応システム(EDSS)など

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