キーセット
エンジンスターター、ドア、トランクリッド、バックドア、グローブボックスなどに取り付けられている。キーを差し込んで回転させることで、施錠解錠できる。
構造は外筒、内筒、タンブラーキー数個、スプリング数個で構成されている。キーを差し込んだときにタンブラーキーはキーの溝にセットされ、すべてが正しい位置にないと内筒が回転できないようになっている。
最近は機械的な鍵を使用せずに、鍵についたスイッチを押してドアの解錠を行うキーレスエントリーが多くなった。さらにスマートエントリー搭載車はエンジンスタートボタンを押すことでエンジンがかかる仕組みで、エンジン始動に関してはキーセットが無くなる傾向である。高級車では運転者が近づくとリモコンと車両のECU間で通信を行いドアの施錠開錠を行い、ドアが施錠開錠した合図としてハザートやルームランプを点滅させる仕様もある。
また、ステアリングロックやイモビライザーなどの盗難防止機能も搭載率が増え、エンジン動作に関しては多重にセキュリティがかけられている。
イモビライザーは、電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システム。携帯用のキーの中に、電子チップが埋め込まれ、市中の合鍵店ではスペアーキーが作成できないようになっている。キーを失くすと、ディーラー対応で全数交換になる場合もあり高額になるのが欠点。
画像はユーシン製ドアロックシリンダー。
サイズ
50mm~100㎜
構成
外筒、内筒、タンブラーキー、スプリング
材質
亜鉛
工法
ダイカスト鋳造