NOXセンサー
二酸化ジルコニウムなどの検出素子を使用して、自動車排気ガス中に含まれるNOx(窒素酸化物)を精密に測定するセンサー。NOxセンサーはサイレンサー上またはサイレンサーの後ろに配置される。
検出したNOxの値をエンジン制御装置(ECU)へフィードバックする。NOXセンサー素子にはNOXを通過させるジルコニアセラミックス(ZrO2)の多孔質積層構造体を使用する。高温下で電圧をかけると酸素イオンを伝導する性質がある。逆に酸素イオンが移動する時に電流が発生する。この性質を利用し、排ガス中の酸素イオンの量を検知し、それに基づいてNOx濃度を算出する。
測定誤差±15ppm
画像は日本特殊陶業製NoXセンサー。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
化学センサー、ケース、コネクター
□化学センサー
構成
検出素子、専用IC、電子回路、ヒーター、気密シール、素子保護カバー
□ケース
材質
ポリブチレンテレフタレート樹脂PBTなど
工法
射出成形→センサー組付→コネクター組付