ワイパーアーム
ゴム製のワイパーブレードを保持し駆動する部分。太陽光反射の規制がある国もあり、艶消し塗装が多い。
また、欧州向けでは高速走行によるワイパー浮き上がり対策が必要で、カウル内配置、押付け力アップ、流線形ブレード等の対策が講じられている。
ワイパーブレードを支えるワイパーフレームは、トーナメント型とフラットワイパーがある。トーナメント式ワイパーは、ブレードを数々所の点で支える構造のためガラス面にかかる圧力に強弱が発生し払拭性能に課題があるが、ゴム単体で交換できるため交換費用が安く済む利点がある。
一方、フラットワイパーはラバーとフレームを一体化した新構造で圧力が均一にかかり、払拭性能が大幅に向上する、さらに流線形の効果もあり乱気流が発生しずらく風切り音がでにくい。短所はゴムと樹脂の一体での交換となり高価なことが弱点だったが、近年は替えゴムで対応できる車種もある。
サイズ
250㎜~700㎜
□トーナメント式
構成:トーナメント(アーム)、交換アタッチメント
材質:冷間圧延鋼板→カチオン電着塗装(黒色艶消し)
工法:プレス
□一体式フラットワイパー
構成:ゴム樹脂一体成形、交換アタッチメント
材質:ゴム、樹脂
工法:コンプレッション成形