ブレーキランプスイッチ
ブレーキペダルに装着されるブレーキランプを点灯させるスイッチ。
ブレーキペダルに装着される機械式接点の押しボタンスイッチ。ノーマルクローズドスイッチ(B接点)で構成され、駐車時は、ブレーキペダルで押しつけられて通常は非通電で使用する。ブレーキペダルを踏むと押しボタンが押されなくなり通電する。
仕様はJIS 5808 で規定されている。ブレーキペダルと機械的に連動されるもので、プッシュロッドの指定されたストローク範囲で電気回路が ON(ストップランプが点灯)となり、プッシュロッドの指定されたストロークを超えたときに電気回路が OFFとなり、異常を検知する機構が指定されている。ブレーキ信号はストップランプの他、エンジン起動、ストップランプ断線検知、先進運転支援システム(ADAS)、自動ブレーキシステム(AEB)などでも使用されるようになってきている。
□JIS 5808-1994 自動車用機械式ストップランプスイッチ規格
最大使用点灯数 2,4,6
全ストローク 4㎜、6㎜
スイッチONストローク 2±0.1㎜
作動抵抗全ストローク 3~15N
端子強度 50Nx1分
保存温度範囲 -30~80℃
動作温度範囲 -20~60℃
耐久性 14Vx70万回以上
画像はユーシン製無接点ストップランプスイッチ。
サイズ
30㎜~50㎜
構成と材質
JIS 5808-1994
部品名 | 材料 | めっき |
取付ねじ | 軟鋼又はアルミニウム | 軟鋼の場合 MFZn5 |
接点 | 銅又は銅合金,銀又は銀合金 | ― |
ケース | 軟鋼,アルミニウム又は合成樹脂 | 軟鋼の場合 MFZn5 |
端子 | 銅又は銅合金 | ― |
ばね | ピアノ線,硬鋼線又はステンレス鋼線 | ― |
絶縁体 | 耐熱・耐衝撃性合成樹脂 | ― |
プッシュロッド | 軟鋼又は耐熱・耐衝撃性合成樹脂 | 軟鋼の場合 MFZn5 |
工法
冷間鍛造→機械加工(切削)→三価亜鉛メッキ5ミクロン(MFZn5)
→接点スイッチ組付→コネクター端子組付→エポキシ樹脂封止