バルブトレイン部品
ラッシュアジャスター バルブロッカーアームとバルブリテーナー、カムとバルブリフターの隙間をゼロにして、衝撃音を消す部品。 構成部品が多く,慣性重量が重くなるため、高回転での信頼性が劣る課題がある。 画像はBMW320i B48型エンジ...
日本のモノづくり企業を元気にする
ラッシュアジャスター バルブロッカーアームとバルブリテーナー、カムとバルブリフターの隙間をゼロにして、衝撃音を消す部品。 構成部品が多く,慣性重量が重くなるため、高回転での信頼性が劣る課題がある。 画像はBMW320i B48型エンジ...
チェーンテンショナー チェーンの張り調整を行う部品。チェーンは伸びるため、スプリングなどでチェーンガイドなどを移動させ調整する。 油圧式のチェーンテンショナーの場合、エンジン内部のオイルポンプから供給されるオイルを用いてチェーンの張...
アイドラー 他の部品との干渉を避け、ベルト交換時の整備性を向上させる部品。補機を作動する役割を担っていないため、アイドラー(仕事をしない)と呼ばれる。 方式 DOHC、SOHC、OHV サイズ 100mm~200mm 構成 ブラケット、シャ...
タイミングギヤ タイミングチェーンベルトと同様に、クランクシャフトとカムシャフトの動きを連動させるギヤ。タイミングギヤは、クランクシャフトの近くにカムシャフトがあるOHV(Over Head Valve)方式のエンジンに主に使用される。 方...
タイミングチェーンベルト クランクシャフトとカムシャフトとの距離が遠いOHC(Over Head Camshaft)方式のエンジンのバルブタイミングを取り両者の動きを連動させるベルト。金属チェーン仕様とゴムベルト仕様がある。 近年は車両寿...
カムシャフト 回転運動を反復運動に変換し、バルブシステムに伝える役割。バルブの開閉を促すカムを直列に複数まとめたもの。カム部は偏心加工され、断面は卵型が多い。 鋳造の鋼製材料からカムを切削御研磨して成形する。カムの表面表面硬化方法はいろい...
プッシュロッド OHV式のバルブシステムにおいて、カムの回転運動をロッカーアームへ伝えるためのロッド状の部品。エンジンの高性能化に伴い、プッシュロッドが不要なOHC型へ進化し、姿を消しつつある。 OHV:オーバー ヘッド バルブ OHC...
バルブガイド バルブステム(心棒)の摺動ガイド。アルミエンジンに挿入して使う。 吸排気バルブのステムを支えて、バルブ姿勢の安定化のため高精度で加工され、バルブの熱をシリンダヘッド側に逃がす役割もある 画像は東京スリーブ製バルブガイド。 ...
バルブシート ほとんどのエンジン形式で使用される。 バルブの開口部付近などに使用され、気密性を高める部品。焼き嵌め、圧入、鋳ぐるみ等で固定される。 材料は鉄系焼結合金の場合が多く、各社の配合ノウハウで硬質粒子を分散し、バルブとの相性、耐...
バルブリフター(タペット) DOHCエンジンで使用する。 カムで直接バルブを作動される方式は直動式と呼ばれ、バルブリフターはバルブスプリングにかぶせ、カムの接触面に使用し摩耗を防止する部品。 バルブ駆動の正確さ、ロスの少なさでは直動式が...
バルブロッカーシャフト ロッカーアームの揺動の支点に用いられ、複数のロッカーアームを垂直に串刺しのような形で支えるシャフト。 ロッカーアーム式はバルブの慣性質量が軽くなり、摺動抵抗も少ない。またバルブロッカーシャフトは支点としては直動式の...
バルブロッカーアーム カムのリフトに従いバルブを開閉するテコの役割を果たす部品。 バルブの慣性質量が軽い、摺動抵抗が少ない、剛性が高いなどの長所があり、作動が安定する特性がある。 バルブロッカーアームは靭性の高い熱間鍛造で造られる場合が...
バルブリテーナー バルブスプリングを圧縮固定するストッパーの役割を持ち、強度も必要とされる部品。 高出力エンジンなど高回転化するほど、スプリングの共振現象によってバルブサージングなどと呼ばれるバルブ挙動の異常が起こりやすくなる。 そのた...
バルブスプリング ほとんどのエンジン形式で使用される。 燃焼室の頂部に組み込まれた吸排気バルブそれぞれに対して、同軸に垂直方向に取り付けられる圧縮コイルスプリング。 吸排気バルブはポペット弁と呼ばれるキノコを逆さにした形の開閉バルブで、...
排気バルブ ほとんどのエンジン形式で使用される。 エンジン燃焼室において、燃焼に使用された排気を放出するために備えられた弁。耐熱800度C。材質はいろいろあるが、加熱変態点のない Ni(ニッケル) が添加されたオーステナイト系耐熱鋼SUH...
吸気バルブ ほとんどのエンジン形式で使用される。 エンジン燃焼室において、燃焼に必要な空気や混合気を取り入れるために備えられる弁。耐熱500C。 材質はいろいろあるが、温度で軟化する懸念はないため高価な Ni(ニッケル) が含まれないマ...
バルブトレイン 4サイクルエンジンのクランクシャフトの動きに合わせて、吸気バルブ、排気バルブを開閉する一連のシステムを指す。両バルブともに特殊ステンレスの鋼材を使用するが、吸気バルブは約500℃、排気バルブは800℃を基準に設計されている。...