イグナイター
点火システムはイグナイターとイグニッションコイル、点火プラグで構成される。イグニッションコイルで2段階の昇圧を行い2万~3.5万ボルトにして点火プラグに送る。
イグナイターは、エンジンコンピューターからの電子制御ECU信号の微弱電流でイグニッションコイルの点火を制御する。
実際のイグナイター動作は、エンジン点火前のECUからのHI信号(通常は5V前後)により通電し、信号がLO(通常は0V付近)になると通電を停止し、およそ3mS(0.003秒間)前後で繰り返しコイルを駆動する。
点火コイルは切り離した瞬間にイグナイター側にも高電圧が発生するため、高電圧に耐えられるIGBTというトランジスターを組み合わせた半導体を使用している。
画像はBosch製 イグナイター内臓イグニッションコイル(右)
サイズ
30㎜~50㎜
構成
電子基板(IGBTデバイス、ダイオード等)
耐熱絶縁ケース(ポリフェニレンスルフィドPPS等)