インヒビタースイッチ
オートマチックAT車の始動時の安全装置兼ATシフト位置スイッチ。スイッチはATシフトレバーのリンゲージの先にある。
セレクターレバーをPレンジにすると通電し始動可能になる。それ以外のレンジでは通電せず、エンジンが始動できない。シフトレバーをRにいれるとバックランプを点灯させる。
このインヒビタースイッチが、接点摩耗などで、接触不良などを起こすと、エンジンがかからない、3速固定モードで変速できないなどの状況になる。
インヒビタースイッチの故障はエンジンECUの故障診断装置(OBD)にも反映されないため故障がわかりずらい。
画像は東海理化電機製造所製シフトレバーASSY。
サイズ
100㎜~150㎜
構成
機械式回転スライドスイッチ(スライド基板端子)、ケース、コネクター
□スライド基板端子
材質
黄銅C2700(銅65%、亜鉛34%)など
工法
プレス→銅めっき→すずめっき
□ケース
材質
ポリブチレンテレフタレート樹脂PBTなど
工法
1次射出成形(端子板同時モールド)→2次射出成形(コネクター同時モールド)