ロックアップ機構部品

□ロックアッププレート

トルクコンバーター内で使用されるプレート状の部品。トルクコンバーターは流体継手なので10%程度のすべりロスがある。そのためロックアッププレートの油圧クラッチを追加し、トルクコンバーターのすべりを止め燃費を改善している。

油圧クラッチの摩擦材はペーパーフェーシングが使用される。従来のロックアップは、油圧を形成できるため、油溝がない片面ペーパーフェーシングが多かったが、現在はトルク増強のため多板式も増えている。

画像はエクセディ製φ236 スリップロックアップトルクコンバーター。

サイズ

外径200㎜~300㎜

材質

圧延鋼板

工程

プレス→ショット→接着材塗布→乾燥

□ペーパーフェーシング

ロックアップクラッチに装着される動力の伝達を行う円環状の部品。湿式の摩擦クラッチで、摩擦材はペーパーフェーシングが使用される。

サイズ

外径200㎜~300㎜、

厚さ:片面単板式:1.2㎜など

多版式:0.4㎜、0.75㎜など

材質

基材紙、結合材フェノール樹脂、添加材有機材

工程

抄紙→樹脂含侵→熱プレス→ビク抜き→加熱炉

要求

摩擦係数、気孔率

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