エアーフローセンサー
吸入空気量測定にエアフローセンサーを採用している燃料噴射装置はLジェトロニックと呼ばれる。始動時噴射時間は、①冷却水温、②吸気温度、③バッテリ電圧の信号により噴射量を補正する。エアーフローセンサーは、半導体センサーなどを使用して、エンジン吸気管において、エンジンへの空気流量情報を電子制御ECUに送る。フラップ式、熱線式、カルマン渦式がある。
ガソリンエンジンでは、入ってくる空気量に応じて燃料を噴射するが、エンジン制御の高度化に伴い、吸気の脈動も検出できるほどの、従来よりも高い応答性が求められるようになっている。そのため、MEMS(Micro Electro Mechanical Syatem)によって厚さ数μmに形成された空気流量計測半導体チップによる高精度な熱線式フローメーターが主流になっている。
エアフローメーターを用いないでMAPセンサーなどの圧力センサーで代用するタイプはDジェトロニックと呼ばれる。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
半導体センサー、ケース、コネクター
半導体センサー
構成:空気流量計測半導体チップ、セラミックス基板、専用IC、電子回路
ケース
材質:ポリブチレンテレフタレート樹脂PBTなど
工法:射出成形→センサー組付→コネクター組付