熱処理一覧

焼き入れ材料

焼き入れできる材料は0.35%以上炭素含有することが条件となる。 ◆全体焼き入れ 硬度は鋼に含まれる炭素量で決まる。熱処理方法は炭素鋼の場合では、鋼を組織の構造が変化する変態点温度(700℃)より高い800~850℃まで上昇させ、所定時間...

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T4熱処理

溶体化処理後自然時効: 機械的性質の向上、耐食性の向上: 鉄鋼材料では焼入れのマルテンサイト変態によって組織が微細化され強度が上昇するが、アルミニウム合金では鋼材のような変態がない。そのため、溶体化処理により515~550℃で加熱を行い、...

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T6熱処理

溶体化処理後人工時効: 最高の強さの向上 鉄鋼材料では焼入れのマルテンサイト変態によって組織が微細化され強度が上昇するが、アルミニウム合金では鋼材のような変態がない。そのため、溶体化処理により515~550℃で加熱を行い、合金元素をアルミ...

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アルミニウム合金熱処理とは

アルミニウム合金 の熱処理法として、T4、T5、T6処理などがJISで規定されている。 鉄鋼材料では焼入れのマルテンサイト変態によって組織が微細化され強度が上昇するが、アルミニウム合金では鋼材のような変態がない。そのため、...

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ベーキング(水素脆性除去)

ベーキング処理は、水素脆性除去処理。200℃の炉中で加熱して水素を追い出す。 メッキによって金属が水素を吸収してもろくなる現象を水素脆性という。高強度鋼部品が静的な負荷応力を受けた状態である時間を経過したとき突然脆性的に破壊する「遅れ破壊」...

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焼きならし

加工によって不安定となった鋼の組織を均一な標準状態にする熱処理。JISの加工記号では「HNR」。熱処理方法は炭素鋼の場合では変態点温度(700℃)より高い800~850℃まで加熱し空冷する。結晶粒が微細化し靭性が増し、同時に残留応力が除去で...

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焼きなまし

鋼を軟らかく加工しやすくする熱処理。JISの加工記号では「HA」。熱処理方法は炭素鋼の場合では変態点温度(700℃)より高い800~850℃まで加熱し、組織をオーステナイト化させ、その後、臨界区域(550℃)以下まで炉冷で徐冷後、炉から取り...

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焼き戻し

鋼を強靭にする熱処理。JISの加工記号では「HT」。焼き戻しを行うのはS35C以上の中高炭素鋼や合金鋼。熱処理方法は、焼き入れ後さらに再加熱して硬くて脆い「焼き入れマルテンサイト組織」を粘りのある「焼もどしマルテンサイト組織」からトルースタ...

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焼き入れ

鋼の硬度を上げる熱処理。 JISの加工記号では「HQ」。高炭素鋼では、そのままでは脆く割れなどが生じやすいため、焼戻しを行う。 硬度は鋼に含まれる炭素量で決まる。熱処理方法は炭素鋼の場合では、鋼を組織の構造が変化する変態点温度(700℃)よ...

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塩浴軟窒化

ガス窒化の表面硬度HV1000に対して塩浴軟窒化は表面硬度HV500程度のため、軟窒化と呼ばれる。材料はすべての鋼材、アルミが処理できる。ガス窒化で処理できない高Ni合金も対応できる。熱処理方法は、ガスを使用せず、比較的低温な580℃で短...

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ガス軟窒化

ガス浸炭と同様に母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。表層全体の処理となり部分的な焼き入れはできない。熱処理方法は変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪...

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プラズマ窒化(イオン窒化)

ガス窒化の処理時間の長い欠点を補う目的で開発された無公害加工法。変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪の心配がない。530℃×10時間とガス窒化より短い加工時間で高硬度で耐摩耗性に優れた特性が得られ...

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ガス窒化

熱処理方法は変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪の心配がない。長時間をかけて処理することで、表面硬度はHv1000~1200の超硬度となり、金型の熱処理などで使用される。ワークは窒素と親和力の強い...

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ガス浸炭窒化

安価な低炭素材の表層を浸炭窒化により高硬度化できる。 ガス浸炭では硬化しないSPCCなどの低炭素鋼の処理が可能になる。ガス浸炭と同様に母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる。表層全体の処理とな...

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表面熱処理とは

母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。 自動車部品では ガス雰囲気中で熱処理する方法と高温の塩欲槽で処理する方法が使用される。 【適用】エンジン(コンロッド、クランクシャフト)、変...

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ガス浸炭焼き入れ

母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。表層全体の処理となり部分的な焼入れはできない。全硬化層深さは処理時間を長くすれば3㎜近く入れることができる。熱処理方法は浸炭炉内の浸炭性ガスを充満させ、鉄...

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部分焼き入れとは

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。S30C以上炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。局所焼入れが可能で、製造ラインでは作業時間が短く自動化ができるなどの長所がある。 【適用】クランクシ...

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火炎焼き入れ

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。中炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。アセチレンガス、都市ガス、プロパンガスなどと酸素との火炎によって、鋼の表面のみを加熱し、焼入れする方法。高周波の場合...

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レーザー焼き入れ

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。S30C以上炭素鋼、合金鋼、鋳物に用いられている。高エネルギー密度のレーザービームを鉄鋼部品に照射して加熱し自己冷却によって焼入硬化させる方法。レーザー発振装置...

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高周波焼き入れ

高周波誘導加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。中炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。局所焼入れが可能で、製造ラインでは作業時間が短く自動化ができるなどの長所がある。 サイズ 10㎜~...

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