どぶ漬け塗装

デッピング塗装とも呼ばれる。ワークを塗料の中に直接漬け込む塗装法。自動車の下回り部品や、エンジン部品など鋳物の鋳肌の保護用にも使用される。ダンパープリーなど、鋳物の状態で塗装したあと、機械加工する部品もある ドブ漬け塗装の長所は内面...

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粉体塗装

粉体塗装は静電塗装と同じだが、塗料が粉体になる。吸着しなかった塗料の回収・再利用が容易であり材料歩留がよい。長所は有機溶剤を使用しないため低公害。一回の塗布で膜厚が確保できる。歩留がよく経済的。膜厚管理が容易。 短所は焼付温度が高く...

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カチオン電着塗装

エポキシ樹脂系塗料で表面がコーティングされるため、耐食性に優れる。足回り部品などに使用される。カチオン電着塗装は電気メッキと同じ原理で、液体塗料を満たした浴槽内に沈め、直流電流を流すと塗料が表面に吸着する。色は黒色のみ。 サイズ ...

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静電塗装

自動車のボディ塗装には静電塗装が使用される。静電塗装は対象物を帯電させ液体塗料をエアーで噴霧する。塗料の霧は逆の帯電で吸着させるので色ムラができにくい。 スプレー塗装に比べて、塗料ミストの飛散を極力少なくしているが、塗装効率は60~...

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塗装とは

塗装の目的は装飾と耐食性向上。自動車で使用される塗装は静電塗装、カチオン電着塗装、粉体塗装、どぶ漬け塗装など。 静電塗装は対象物を帯電させ、そこに液体塗料を噴霧する。塗料の霧は逆の帯電で吸着させるので色ムラができにくいのが特徴。 ...

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スピニング加工部品(へら絞り加工)

冷間回転鍛造(常温)。 板状や管状の金属材料を駆動回転させ、型の形状に沿って、へらと呼ばれる押し棒で加圧し局部的な塑性変形を徐々に繰返し与えて全体の製品形状を創成していく加工法。試作など少量生産用。 材料: 板状や管状の...

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スウェージング加工部品

冷間回転鍛造(常温)。 ダイスと呼ばれる分割された工具を回転させ、丸棒やパイプ材を叩きながら外径を絞ってゆく加工。金属を削らずに叩き伸ばすので、材料が少量ですむため材料費を削減することができる。 材料: 丸棒材、パイプ材...

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ローレット加工部品

冷間回転鍛造(常温) ローレット加工は金属に施す細かい凹凸状の加工。 材料を駆動回転させ、従動回転可能なダイスを加圧し成形する。 施したい凹凸と同じ模様の工具をワークに押し付け、工具の形状を転写する。 綾目模様の場...

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ねじ転造加工部品

冷間回転鍛造(常温) 対向して駆動する円筒状のロールダイスに材料を挟んで、潤滑油をかけながら、材料を従動回転させて冷間塑性変形によりねじ山を盛り上げて成形する。金属の繊維を切断しないため、切削よりも強度が高い。 材料: ...

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パーツフォーマー加工部品

冷間鍛造(常温)。 自動プレス機で、横型多段式鍛造機ともいう。 供給された線材などの素材を一定の寸法に切断して、通常、最大で4工程の鍛造型で少しづつ成形する。材料の無駄が少なく、サイクルタイムが早い。 パーツフォーマーは、表面...

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ヘッダー加工部品

冷間鍛造(常温)。ヘッダー加工は、「頭を打つ」という意味で、リベットやボルトの頭を形成する。線材に圧力を加え、六角頭など体積分のコイル材を突き出し成形する。 叩くことで結晶を微細化し強度を高める。鋳造のような脆さがなく強度と靭性があ...

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CVD(化学蒸着)

化学蒸着とも呼ばれる成膜法。 処理方法はPVDが薄膜材料を直接気化して薄膜化するのに対して、CVDは薄膜構成原子を含む化合物ガスを原料として化学反応を利用して薄膜を付着させる。 切削工具や金型などで使用する超硬質被膜で使用する...

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PVD(物理蒸着)

物理蒸着とも呼ばれる成膜法。 真空中で成膜材料を加熱・蒸発させ、ワークの表面に薄膜を付着させる。 真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリングの3つの方式があるが、いずれも高真空下で行う。 切削工具や金型などで使用する...

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真空蒸着

物理蒸着の一種で、安価なため広く普及している。 真空中で成膜材料を加熱蒸発させ、ワークの表面に薄膜を付着させる。真空にする理由は金属の沸点を下げる目的で行われる。 自動車部品では、ヘッドライト内のプラスチック製リフレクターやプ...

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蒸着とは

種類: PVD物理蒸着:真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング CVD化学蒸着:プラズマ PVD物理蒸着 ← ← CVD化学蒸着 蒸着法 ...

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アルミ高圧鋳造部品(金型)

スクイーズキャスティング法や溶湯鍛造法などの呼び名があるダイカストの一種。金型へ低速・高圧で溶湯を充填し、その後凝固完了まで高圧力で保持する。気密性が必要なシリンダー部品など高品質な製品を得るため開発された。長所は空気の巻き込みを防ぎエア...

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アルミ低圧鋳造部品(金型)

金型を用い、溶湯表面を加圧することにより、給湯管を通じて溶湯を上向きに押し上げ鋳型内へ下側から注湯する。シリンダーヘッドやアルミホイールなどの強度が必要な自動車部品に用いられる。長所は欠陥の少ない寸法精度が良い高品質な鋳物となるが、短所は...

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アルミ傾斜鋳造部品(金型)

金型に溶融金属を流し込み成型する重力鋳造法。鋳肌面品質や精度が求められる部品で使用する。自動鋳造機には定置式鋳造機と傾斜式鋳造機がある。近年は、品質向上のために、金型を傾斜させながら溶融金属を注湯する傾斜式鋳造法が主流になっている。定置式...

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アルミ重力鋳造部品

砂で製作した型に溶融金属を流し込み成型する重力鋳造法。グラビティーとも呼ばれる。 小ロットから大量生産まで対応できるが、砂型は製品の数と同じだけ必要になる。 長所は鋳造中の圧力が低く砂中子が使用できるため、中空やアンダーカッ...

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アルミ鋳造部品とは

材料を溶かして型に入れ固める工法。アルミニウム合金材を使用する。 工法は鋼材に比べて多くの工法がある。鋼材と同じ重力鋳造法(グラビティー)、ロストワックス鋳造法のほかに、素材強度を高める低圧鋳造、高圧鋳造がある。 生産性を高め...

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