ステアリング舵角センサー
ホール素子などを使用して、ステアリングの舵角情報を電子制御ECUに送信するセンサー。
回転量に応じた信号を出力。ECUで演算することで、回転方向、回転角度、回転速度、回転角速度を出力できる。
車両ダイナミック制御ESCや、電動パワーステアリングEPSなどで使用する。
EPSは発展型として、強制的にハンドルを回して車線を維持する「レーンキープアシストシステム(LKAS)」、ステアリングを自動操舵する「車庫入れ支援システム」、「ステアリングコラムがないステアリング装置」などの自動運転システムを実現させる。
意外な使用用途として、高出力車や 前輪駆動ターボ車などで、ブースト制御に使われている事がある。トルクステアが発生する可能性があるため、1・2速ギアを使っている時や、舵角が45度以上などの場合に、出力を意図的に抑えたりする制御がある。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
半導体センサー、ケース、コネクター
□半導体センサー(ホールIC)
材質:磁気抵抗素子(ホール素子)、専用IC(アンプ、出力回路)、電子回路
□ケース
材質:ポリブチレンテレフタレート樹脂PBTなど
工法:射出成形→ケース同時モールド→ローター組付→コネクター組付