電動ドライブトレインシステムとは

電動ドライブトレインシステムとは

電気自動車EV、ハイブリッド車HV、燃料電池車FCVにおける駆動システム。発電機の役割もあり、減速時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換して、バッテリーに充電する。

駆動装置の基本配列はいろいろある。1モーター式ではディファレンシャルギアが必要になる。2モーター式ではディファレンシャルギアは不要となるが、高度な制御技術が必要になる。4モーター式はホイールに内蔵となり、高出力化が容易で重量配分も優れたものになるが、バネ下重量の増加でステアリングやサスペンションで不利になる。

駆動モーターは交流モーターが使用される。回転制御とトルク制御が容易で、ブラシがないため耐久性がある。また、永久磁石式同期モーターの場合、モーターは高出力化のため、永久磁石には高価なネオジム強力磁石などが使用される。

画像は日産リーフの動力モーターと動力伝達装置。

サイズ

300㎜~500㎜

構成

EV車のシステムは以下の主要部品で構成される。

  • パワーコントロールユニット(PCU)(インバーター+DC-DCコンバーター)
  • ドライブトレイン(駆動モーター、減速機)
  • 駆動用二次電池(バッテリー、バッテリーケース、バッテリーマネージメントシステム(BMS))
  • 充電装置(車載充電器)

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