樹脂成形部品とは

樹脂成形部品とは

樹脂は加熱すると溶ける熱可塑性樹脂と加熱すると硬化する熱硬化性樹脂に大別される。

加工方法は、熱可性樹脂の場合はほとんどの成形法に対応可能だが、射出成形、ブロー成形、押し出し成形が多い。射出成形機は型締め力50トン~数千トンのサイズの成形機があり、小部品からダッシュボードのような大型部品まで対応できる。生産サイクルは冷却性で決まり、20~45秒サイクルと速くはない。そのため小部品は多数個取りの型を作成し出来高を上げ、24時間稼働とし月産5万ショット程度まで一型で対応する。ブロー成形は等速ジョイント部のCVJブーツなど金型にエアーを送り中空の製品を作る。

熱硬化性樹脂を材料とする場合は、工法は、熱プレス成形、注型、FRPオートクレーブ(高温高圧炉)、発泡成形が多い。いずれも生産性は落ち、硬化時間だけでも130℃で3分以上かかる。

熱硬化性樹脂ポリウレタンPUは、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤などを混合して樹脂化させながら連続気泡を形成する。発泡倍率が約60~10倍程度と非常に軽く、柔軟性と復元性があり、硬さは発泡倍率で調整できる。自動車座席用クッションなどに使用される。

サイズ

5㎜~2000㎜

構成

金型、成形機、材料供給装置など

材質

<価格帯>

汎用プラスチック 100円~200円/㎏(コンテナ単位の大量購入時の商社卸価格)

エンプラ     ABS材比 2~3倍

準スーパーエンプラABS材比 4~6倍

スーパーエンプラ ABS材比 50~100倍

自動車用途 熱可塑性プラスチック(低価格順)

区分 略称 材質名 特徴 自動車部品適用例
汎用プラスチック PVC ポリ塩化ビニル(塩ビ) 安価 ビニールシート
PS ポリスチレン 安価、透明性
PP ポリプロピレン 比重0.9の最軽量材、自動車用の6割 バンパー
PE ポリエチレン 繊維用途 シート
ABS アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン 汎用材 ホイールキャップ
PMMA アクリル 透明性、耐熱性 メーターカバー
TPE エラストマー 疑似ゴム, エアーダクト
ブロー成形用はエンプラ並価格 CVJブーツ
エンプラ PET ポリエチレンテレフタレート GF-PET樹脂として使用、強度、寸法精度良好 ランプ周辺部品、ドアミラーステイ
PPE ポリフェニレンエーテル アロイ材変性PPEとして使用、軽量で衝突時の形状回復性良好 フェンダー等外板
PC ポリカーボネート 透明材、耐熱材 ヘッドライト
POM ポリアセタール 白色材、摺動部材 ギア
PA ポリアミド(ナイロン) 強化材 ラジエータータンク、エンジンカバー
PBT ポリブチレンテレフタレート 電装部品用、絶縁性 イグニッションコイル、コネクター
準スーパーエンプラ PAR ポリアリレート 透明材、PCの黄化、耐熱改良材 リフレクターレンズ
PPS ポリフェニレンサルファイド 難燃材、融点280℃ イグニッションコイル、コネクター
スーパーエンプラ PEEK ポリエーテルエーテルケトン 10,000円超/㎏ 高価材 シールリング
PI ポリイミド PEEK材の2倍価格

工法

□熱可塑性樹脂 (上記)  工法:射出成形

□熱硬化性樹脂(下記)  工法:下記

略称 材質 製品例 工法
PU ポリウレタン シートクッション 発泡成形
EP エポキシ カーボンCFRPボデイ オートクレーブ、熱プレス
半導体 注型
PF フェノール  ブレーキパッド 熱プレス

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