ゴム射出成形部品

ゴム射出成形部品

ミラブルゴム(半固形)または液状のゴムを使用し、射出成形される。ゴムの射出成形は通常のゴム圧縮成形と比べて、設備と金型が高価になるため大量生産品に限って適用される。

扱える材料は、材料の流れの良し悪し(ムーニー粘度)が関係するため、ゴム圧縮成形よりも少ない。プラスチックは熱可塑性の材料が多く、型内で冷却する。一方、ゴムは熱硬化性であり金型内で数分高温保持する必要があり、同じ射出成形でもメカニズムが異なる。

また、温度管理面では、プラスチックと比べて、ゴムの場合は射出部の温度が100 ℃以下と低く、一方、金型は200 ℃前後と高い温度設定としている。

生産性はプラスチックに比べて圧倒的に時間がかる。プラスチックのサイクルタイムは20~60秒だが、ゴムの場合は加硫時間は数分で、厚みに応じて時間がかかる。また、プラスチックでは型開き時に自由落下する場合が多く取り出しも自動化されるが、ゴム材料の場合、自由落下は困難で取出しも人手かロボットが必要になる。

□ミラブルゴム成形

ミラブルゴムは、ロールミルやニーダーで混練することを前提に設計された、ゴムコンパウンド。通常、硬化剤である加硫剤を配合して使用する。ゴムの注入には射出成型機に高圧で押し込む「スタッファー BOX」を必要とする。

サイズ:

30㎜~150㎜

材質:

ミラブルゴム(半固形)

工法:

材料供給装置→射出成形( 型閉じ → 型締め →射出 →加硫→ 冷却 →型開き →取り出し)→オーブン二次加硫→仕上げ(バリ抜き)→洗浄

□LIM成形(液状ゴム成形)

ゴム材料は2液性で、主材と硬化剤の2つの液状素材を混合したものを射出成形して製品を得る。LIM成形の長所は成形性で、バリレス成形が可能で精密成形に適している。また、生産性はミラブルゴムより数倍の速さで硬化するため、成形サイクルを短くできるが、ゴム材料が2~3倍高価になる点が短所となる。

サイズ:

30㎜~150㎜

材質:

2液性液状シリコーンゴムなど

工法:

2液混合ミキサー(混合/撹拌/注入)→射出成形( 型閉じ → 型締め →射出 →加硫→ 冷却 →型開き →取り出し)→オーブン二次加硫→仕上げ(バリ抜き)→洗浄

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