組み立て

組み立て

大別すると、ライン生産方式、セル生産方式となる。

ライン生産は大量生産に適している。ベルトコンベアの両側か片側に作業者を配置し、各作業者が担当する作業工程をできるだけ少なくすることで熟練を要しない単能工の集団で生産できることが最大のメリット。べルトライン上で組み立てると取り置き時間が短縮となり最速のコンベアラインとなる。

自動車の工場では各ラインには赤、黄、青の3色灯のアンドンが設置され、緑ランプは正常、黄色は異常発生、赤はライン停止を表示している。異常がでたらラインを止め、黄色ランプとサイレンで生産ライン管理者に知らせる仕組みがある。トヨタ生産方式では「異常があったらすぐに止める」ことを説いているため、企業によっては黄色ランプを省くところもある。

セル生産は、多品種生産に適している。1人または少人数の作業者チームで製品の組み立て工程を完成検査まで行う。作業者一人が受け持つ工程が多く作業者は多能工が条件となる。セル生産は一般にライン生産に比べて生産性が低下するが、部品の取り揃えを専門とする部品準備班や、離席ルールを設けて、作業者が作業台を離れることなく、生産性を上げる仕組みを構築している。

しかし、日本では非正規社員化が急速に進み、教育や帰属意識が不十分となった。そのため教育に頼るセル生産方式は品質リスクが大きくなり、姿を消しつつある。

画像はNTN製ハブベアリング。

サイズ

100㎜~1000㎜

構成

(ライン生産)単能工、ベルトコンベアまたは手送り

(セル生産)多能工、一人屋台方式または立ち作業手送りコの字ライン

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