加工別分類一覧

ドライカーボン部品(CFRP)

オートクレープ法(高温高圧炉)。 成形型に予めパターンカットされた樹脂含浸した半硬化状態のプリプレグを配置し脱気や真空引きを加え必要な板厚に積層した後、オートクレーブに入れて成形する。真空吸引で脱気を継続しながら成形する。成形時間は...

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カーボン繊維強化樹脂部品とは

CFRTPは熱硬化性樹脂、CFRTPは熱可塑性樹脂を使用する製品の略号。 カーボン成形は熱硬化性樹脂と炭素繊維織布の組み合わせで、オートクレーブ工法(高温高圧炉)からスタートしたが生産性に課題があった。そのため、生産性向上を狙いとし...

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カーボン繊維強化樹脂部品

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塩浴軟窒化

ガス窒化の表面硬度HV1000に対して塩浴軟窒化は表面硬度HV500程度のため、軟窒化と呼ばれる。材料はすべての鋼材、アルミが処理できる。ガス窒化で処理できない高Ni合金も対応できる。熱処理方法は、ガスを使用せず、比較的低温な580℃で短...

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ガス軟窒化

ガス浸炭と同様に母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。表層全体の処理となり部分的な焼き入れはできない。熱処理方法は変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪...

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プラズマ窒化(イオン窒化)

ガス窒化の処理時間の長い欠点を補う目的で開発された無公害加工法。変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪の心配がない。530℃×10時間とガス窒化より短い加工時間で高硬度で耐摩耗性に優れた特性が得られ...

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ガス窒化

熱処理方法は変態点温度(700℃)より低い臨界区域(550℃)以下で処理するため、変形や歪の心配がない。長時間をかけて処理することで、表面硬度はHv1000~1200の超硬度となり、金型の熱処理などで使用される。ワークは窒素と親和力の強い...

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ガス浸炭窒化

安価な低炭素材の表層を浸炭窒化により高硬度化できる。 ガス浸炭では硬化しないSPCCなどの低炭素鋼の処理が可能になる。ガス浸炭と同様に母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる。表層全体の処理とな...

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表面熱処理とは

母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。 自動車部品では ガス雰囲気中で熱処理する方法と高温の塩欲槽で処理する方法が使用される。 【適用】エンジン(コンロッド、クランクシャフト)、変...

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ガス浸炭焼き入れ

母材の靱性を確保しながら表面のみを高硬度化し、耐摩耗性と耐疲労強度を両立させる方法。表層全体の処理となり部分的な焼入れはできない。全硬化層深さは処理時間を長くすれば3㎜近く入れることができる。熱処理方法は浸炭炉内の浸炭性ガスを充満させ、鉄...

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部分焼き入れとは

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。S30C以上炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。局所焼入れが可能で、製造ラインでは作業時間が短く自動化ができるなどの長所がある。 【適用】クランクシ...

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火炎焼き入れ

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。中炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。アセチレンガス、都市ガス、プロパンガスなどと酸素との火炎によって、鋼の表面のみを加熱し、焼入れする方法。高周波の場合...

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レーザー焼き入れ

部分加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。S30C以上炭素鋼、合金鋼、鋳物に用いられている。高エネルギー密度のレーザービームを鉄鋼部品に照射して加熱し自己冷却によって焼入硬化させる方法。レーザー発振装置...

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高周波焼き入れ

高周波誘導加熱により表層のみを加熱する。熱処理の硬度とし、耐摩耗性などを向上させる。中炭素鋼、合金鋼、鋳物に多く用いられている。局所焼入れが可能で、製造ラインでは作業時間が短く自動化ができるなどの長所がある。 サイズ 10㎜~...

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フォトエッチング

プリント基板の配線の作成や、加飾部品の模様形成に使用される。写真製版技術により、腐食させたくない部分に耐食膜の形状パターンを金属上に作成し、それ以外の不要部分をエッチング液にて、溶解除去する技術。 サイズ 10㎜~1000㎜ ...

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エッジング

金属やプラスチックに適用する接着面やメッキの下地処理(表面粗化)に使用する。エッチング液などの薬品による腐食作用を利用して金属を溶解加工する。 サイズ 10㎜~1000㎜ 材質(ワーク) 鉄Fe、アルミニウムAl、...

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リン酸マンガン被膜

別名リューブライト。鉄鋼表面にできる厚さ5~15μmの結晶性のリン酸マンガン皮膜。膜厚が厚いため錆びにくく、亜鉛メッキのクロメートと同等の耐食性がある。 また、表面の粒子が荒く、潤滑油を保持し、カジリを防止するため、回転部分や摺動部...

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リン酸亜鉛被膜

鉄、SUS、アルミニウム、マグネシウム、銅などさまざまな材料に適用する防錆処理。防錆、塗装下地、塑性加工の潤滑として使用される。単に「リン酸塩被膜」の図面指示の場合は、リン酸亜鉛被膜を意味する。最も一般的なリン酸塩処理法。硬化層は、リン酸...

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四三酸化鉄被膜(黒染め処理)

鉄鋼材料に適用する防錆処理。黒色に着色し、耐食性が向上する。鉄鋼材を水酸化ナトリウム NaOH(苛性ソーダ)水溶液などの高濃度アルカリ溶液に浸せきすることで、表面に緻密な四三酸化鉄被膜 Fe3O4(黒錆び)を生成させる。防錆力は弱く、防錆...

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クロメート酸処理

自動車では水素脆性の懸念がないのでボルトや高強度部材などに化成処理も多用される。防錆力と耐摩耗性の性能順に、リン酸マンガン被膜、リン酸亜鉛被膜、四三酸化被膜(黒染め処理)となっている。 □自動車部品で使用される化成処理 ...

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