金属成形加工一覧

はんだ付け

ろう接はろう付とはんだ付に区分される。溶加材の融点が450℃以下がはんだ付、451℃以上がろう付と定義されている。接合する部材よりも融点の低い合金(ろう)を溶かして接着剤として用いる。 はんだはSn-Ag-Cu系、溶融温度は20...

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切断加工部品

棒鋼やパイプを高速で切断したり、平板から任意の形状を切り出す加工 構成 棒鋼切断:丸鋸盤切断、ガス溶断 平板切出:ウォータージェット切断、レーザー溶断 □丸鋸盤 ワークを固定し、丸鋸と呼ばれる円形の鋸状工具を...

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放電加工部品

超硬合金製の金型加工で使用する。EDM(Electrical Discharge Machining)とも呼ばれる。型彫放電加工とワイヤーカット放電加工がある。加工液は型彫放電加工では合成炭化水素系専用油、ワイヤーカット放電加工では水が使...

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研削加工部品

砥石によりワーク(工作物)を削る加工法。高速で回転する砥石でワークを少しづつ削る。砥石での研削は加工精度が高く、加工面荒さもきれいに仕上がる。 構成 センターレス研削盤、円筒研削盤、内面研削盤(ホーニング加工)、平面研削盤 ...

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切削加工部品

各種の工作機械を用いて主に金属部品を切削加工する工法。材料の無駄が多く出るが、高精度に加工できる。はめあい、面接合、ボルト接合など、あらゆる部品で使用する。 外形加工、内部加工、穴あけ加工、ねじ加工、抜き加工などの種類があるが、フラ...

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ろう付け(Brazing)

■ろう付け(Brazing) ろう接はろう付とはんだ付に区分される。溶加材の融点が450℃以下がはんだ付、451℃以上がろう付と定義されている。接合する部材よりも融点の低い合金(ろう)を溶かして接着剤として用いる。水素雰囲気や...

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溶接部品とは

2つ以上の金属部品の接合法。自動車では電気抵抗の発熱で溶接するスポット溶接が多いが、その他各種の溶接も多用される。足回りでは溶加材を用いるアーク溶接、ミッション等の構成部品には溶加材を用いない高精度なレーザー溶接、トルクコンバータなど接合...

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焼結部品とは

複数の金属を微細な粉末の状態で圧縮成形(3~8t/cm2)し、溶融点以下の高温(1150~1300℃)に保持し焼結して焼き固める。材料強度は弱いが、寸法精度が高く大量生産が効くことから、機械加工できないような複雑形状を形成するのに有効な工...

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金属粉末射出成形MIM(Metal Injection Molding)

粉末冶金技術とプラスチック射出成形技術との複合技術。金属粉末とバインダーから成る固体ペレットを使用し射出成形する。 材質と形状の自由度が高く、製品公差は±0.5%とロストワックスより高精度で後加工の切削加工を省略できる。また、物性は...

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マグネシウムチクソモールド部品

投入材料は数㎜の固体チップ状で、溶融保持の必要がなく生産上の安全性が高い。また、高圧のため、製品はダイカストでは得られない0.6~0.8mmの薄肉の成形が可能。 製造法は、射出成形機を使用し、シリンダ ―内のスクリューのせん断力で半...

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鍛造部品

塑性加工法の一種。叩くことで結晶を微細化し強度を高める。鋳造のような脆さがなく強度と靭性がある。 冷間鍛造は、表面の仕上がりが綺麗で寸法精度が高いが、常温では材料が硬く成形には大きな力を要する。そのため、ボルトなど簡単な形状の小物部...

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溶接部品

2つ以上の金属部品の接合法。自動車では電気抵抗の発熱で溶接するスポット溶接が多いが、その他各種の溶接も多用される。足回りでは溶加材を用いるアーク溶接、ミッション等の構成部品には溶加材を用いない高精度なレーザー溶接、トルクコンバータなど接合部...

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ロール成形部品

ロール成形部品 薄い板状の金属のロール材を投入し、複数のロール型を通過させることで、少しづつ成形する加工法。ロール加工では端材は発生しない為歩留がよい。一方、成型ロールの製作費用が高価になる為、少量生産には向かない。 ドアフレームのセンタ...

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アルミ押し出し成形部品

アルミ押し出し成形部品 熱間押出工法と冷間押出工法がある。いずれも口金と呼ばれる金型を通過させることで成形する。高精度のアルミ形材を1回の押出工程で製造できる。比較的長寸の部品に適用する。 画像は日産セレナ2列目シートレール。 ■熱間押出...

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焼結部品

■焼結部品 複数の金属を微細な粉末の状態で圧縮成形(3~8t/cm2)し、溶融点以下の高温(1150~1300℃)に保持し焼結して焼き固める。材料強度は弱いが、寸法精度が高く大量生産が効くことから、機械加工できないような複雑形状を形成するの...

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温間鍛造部品

温間鍛造部品 熱間鍛造より低温な300~800℃で行う塑性加工。 金型の中に熱した鋼材を入れて圧縮する。冷間鍛造では困難な難加工材も変形抵抗が低くなり成形できる。また熱間鍛造では得られない高精度鍛造品を得ることができる。ミッションのリバース...

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熱間鍛造部品

熱間鍛造部品 1200℃前後の再結晶温度以上で行う塑性加工。熱間鍛造はローカーアームなどの小物部品から足回りなどの大型部品まで複雑形状の部品に適用される。熱間鍛造品は製品の形状に沿ったメタルフローラインが形成され、内部組織のゆがみは矯正され...

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冷間鍛造部品

冷間鍛造部品 常温で成形する塑性加工法。冷間鍛造は寸法精度が高く、ボルトなど簡単な形状の小物部品に適用される。 サイズ 10㎜~100㎜ 材質 炭素鋼、合金鋼、ステンレス合金、アルミニウム合金、銅合金など 工法 (プレス鍛造) 棒材→切断→...

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マグネシウムダイカスト部品

金型を使用し溶湯を高圧で鋳型に射出する鋳造法。主に大量生産の薄肉品で使用する。鋳肌がきれいで、砂型鋳造に比べると精度がよい。 マグネシウム合金の場合はアルミニウム合金より高温高圧で成形するため射出ノズルなどが特殊になる。 サイズ 50㎜~...

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アルミダイカスト部品

■普通アルミダイカスト部品 金型を使用し溶湯を高圧で鋳型に射出する鋳造法。主に大量生産の薄肉品で使用する。鋳肌がきれいで、砂型鋳造に比べると精度がよいが、気泡の巻き込みがあるために普通ダイカスト品は熱処理や溶接ができない。また油圧部品など気...

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